会計士の気まぐれ日記

ビジネスに関する有益な情報をお届けします。たまに思ったことを徒然なるままに書きます。

公認会計士の仕事は消えるか?

以前YouTubeに「公認会計士の仕事」についての動画を投稿したのですが、その動画に

公認会計士の仕事って消えますか?それが心配で、目指そうか迷っています」

というコメントが寄せられました。

 

 

 

たしかに、公認会計士のメインの仕事である監査業務は結構定型的な仕事も多いです。

スタッフのうちは、単なるデータ加工とか監査調書の管理とかに結構な時間を割くことになります。

そしてそういった仕事はほぼ間違いなく今後10年ほどで自動化され、人がそういった本質的でない業務に時間を割くことがなくなると考えられます(というか、そうならないと監査業界は相当遅れをとっていることになる)。

そう考えると、やはり公認会計士の人数はもう少し少なくてもよくない?となり、今より人余りの時代がやってくることは容易に考えられます。

 

 

 

ただ、監査業務って結構判断が必要とされる部分が大きいんです。

例えば、ここの事業について減損損失を計上するべきか?という判断を迫られた際、会社が提出してきた将来CFの計画の実現可能性が非常に微妙であったとしましょう。

こういったときの判断って、非常に属人的なものになってしまうのです。

そのときの経済情勢、会社と監査法人の関係、サインするパートナーの性格、、、こういった、会計の理論とは直接は関係ない要因が複合的に絡み合って、減損を計上するかどうかが決定されるのです。

 

 

 

そして、そもそも会計基準も全てが網羅的にルールづけれらているわけではありません。

適用指針とかで、できるだけ「このような場合はこう解釈するべきである」みたいなことは書かれていますが、経済社会で起こりうる全ての事象を仮定してルールを作るなんて、現実的に不可能です。

つまり、監査業務ではこういう人間の判断が要求される場面が多々あるため、公認会計士による監査業務が消えるといったことはないでしょう。

 

 

 

また、公認会計士の仕事は監査業務だけではありません。

私のやっている仕事みたいにM&A時における財務DDだったり、事業会社の経理・財務部であったり、CFOであったり、、、公認会計士の仕事は非常に幅が広いです。

なので、AIの台頭で公認会計士の仕事が消えるんじゃない!?って考えている人は、心配のしすぎだと思います。

もちろん、AIにとられない仕事をするためには自分のスキルを磨いていくことが重要です。

そんな努力できない!!とか言っている人は、公認会計士だけじゃなくて何の仕事をしてもAIに奪われてしまうと思います。

 

 

本日も最後までお世にいただきありがとうございました!!